「誠意みせるべき」 日本男子ゴルフの悪天候中止対応に苦言

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【コラム/菅野徳雄「日本のゴルフを斬る」】

 三井住友VISA太平洋マスターズは最終日が濃霧のため中止になり、3日間で試合が成立。

 単独3位のバッバ・ワトソン(米)は「優勝できる位置にいましたからプレーしたかった」とコメントを残し、日本オープンのアダム・スコット(豪)と同様、ジュニアゴルファー育成基金として、昨年に続いて賞金の全額(1020万円)を寄付。表彰式の後はギャラリーのために暗くなるまでサインに応じていた。

 日本のゴルフツアーで最終日が中止になったとき、試合を月曜日に順延して行うのは日本ゴルフ協会(JGA)主催の日本オープンや日本女子オープンなど一部のメジャーだけ。ツアー競技は今でも予備日を設けていない。日曜日が雨などで競技ができないときは土曜日までの成績で試合を終わらせる。

 米ツアーは最終日にプレーできないときは、当然のようにすべての競技が月曜日に順延される。

 今年、太平洋マスターズと同週に行われた米ツアーOHLクラシックatマヤコバも月曜日に最終ラウンドが行われ、3人によるプレーオフにもつれ込んでいる。

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