「誠意みせるべき」 日本男子ゴルフの悪天候中止対応に苦言

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 米ツアーは月曜日にプレーできないときは火曜日にずれ込んでも72ホールを行うことになっている。かつて、火曜日も雨でプレーができないために、数カ月後に最終ラウンドを行った試合もある。

 米ツアーでも54ホールに短縮されることはある。

 一昨年、ハワイで行われた現代選手権は強風のため火曜日もプレーできないので54ホールに短縮された。

 米ツアーは最終日、逆転すれば1億円もの優勝賞金を手にすることができる。来季のシード権もかかっている。最終日に上位に入ればシード権を確保できるかもしれないので、54ホールで試合が終わるなんてとんでもないことなのだ。1打に人生を懸けてみんな必死に戦っているから、ファンもかたずをのんで見守っているわけだ。

 それなのに最終日にプレーができなければ54ホールで試合が成立することに対し、関係者は何の疑問も持っていないのだから、手に汗握る、緊迫した試合は期待できない。

 どうして月曜日に順延しないのか? と聞けば「予備日を設けていないから」と言うだけで、最終日に来場してくれたギャラリーのことなんか考えていないのだ。野球やコンサートのように中止になれば入場料を払い戻すとか、観戦に来た人たちには来年の最終日を無料にするとか、何かしら誠意を見せるべきではないのか。

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