「国内試合数増やすべき」 男子プロゴルフに“底上げ策”提言

公開日: 更新日:

コラム【児玉光 世界で戦うヒント】

 今週末に日本オープンが行われる国内の男子ゴルフ。そこにうれしいニュースが飛び込んできた。来季PGAツアーの出場権をかけた「ウェブドットコムツアー選手権」で岩田寛が18位タイに入り、ツアーファイナルズのランキング12位を確保し、念願のツアーカードを手に入れた。今週開幕する15―16年シーズンのPGAツアーで活躍が期待される松山英樹石川遼に続く“第3の男”の誕生である。

 日本のゴルフ界を活性化させるためには、米PGAツアー(以下米ツアー)にフル参戦できるプロを一人でも多く輩出することが求められる。米ツアーにフル参戦するためには、国内ツアーを飛び出して下部組織であるウェブドットコムツアーに果敢に挑戦することも選択肢の一つである。

 しかし、現状ではこのタフなツアーで日本人が米ツアーカードを獲得するのは困難であると言わざるを得ない。それよりも世界ランキングのポイントが付与される国内ツアーを充実させて若手ゴルファーが切磋琢磨する機会を与えることこそ、世界に羽ばたくツアープロを量産する近道である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし