MVPの柳田と山田 年俸めぐりトリプルスリーの駆け引き熾烈

公開日: 更新日:

 予想通りのダブル受賞となった。

 25日、「NPBアワード」が開かれ、今季のMVPにセがヤクルト山田哲人(23)、パはソフトバンク柳田悠岐(27)がともに初選出された。

 今季、2人は揃って3割、30本、30盗塁のトリプルスリーを達成。山田は1位票262票(満票270)、柳田は211票(満票230)を獲得し、ほぼ満場一致での受賞だった。山田が「むちゃくちゃうれしい。チームは優勝し、個人としてもいい成績を残せた。充実した一年だった」と言えば、柳田も「光栄です。チームも日本一になり、本当にいいシーズンだった」と喜んだ。

 そんな2人にバラ色のオフが待っている。それぞれ今季年俸は山田が8000万円、柳田が9000万円。似たり寄ったりで、ともに大幅増は間違いない。

「お互い、契約更改でどれだけ上がるのかを気にしているそうです。12月には優勝旅行が控えており、スケジュールの都合上、山田が先に契約更改を行う予定。ヤクルトは山田に対し、最大限の評価を込めて複数年の提示も視野に入れている。あとに交渉する柳田とすれば、山田がどれだけ昇給を勝ち取り、どんな契約になるのかが、一つの指標だと思っているようです」(放送局関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因