MAX163キロも制球力は? 楽天助っ人リズ掛け値なしの評価

公開日: 更新日:

 楽天は27日、ロッテからFA宣言していた今江との契約合意を発表。梨田監督はかねて「ポジション(三塁)を空けて待つ」と話しており、下にも置かぬ好待遇で迎えられることになる。

 そこへいくと、26日に入団が発表された新助っ人のラダメス・リズ(32=右投げ右打ち)はどうか。前所属のパイレーツでは今季14試合でリリーフ登板し、1勝4敗、防御率4.24。MAX163キロの剛腕という触れ込みだが、23回3分の1を投げて15与四死球だ。安部井チーム統括本部長は「先発も抑えも出来る」と話しているが、球が速いだけのノーコン投手ではないのか。

 メジャー事情に詳しいスポーツライターの友成那智氏はこう話す。

「セットアッパーなら活躍できると思います。中継ぎの層が厚いパイレーツで、救援陣7人枠の7、8番手だった投手です。来季33歳という年齢がネックで放出されたが、力が衰えたわけではありません。3Aでは64回3分の1で4勝5敗、防御率1.40。与四球も24と多くはなかった。先発だと平均153キロ程度の直球も、リリーフに限れば平均158キロは出ます。これといった変化球がない力押しの投手なので抑えは難しいかもしれませんが……」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」