自主トレ充実の日ハム有原が「先発2本柱」に急浮上

公開日: 更新日:

 優勝を狙うには勝ち星を計算できるエース級が最低2人は必要といわれる。

 4年ぶりのリーグ優勝を目指す日本ハム首脳陣が今季、大谷と並ぶ先発の柱として期待するのは昨季11勝の吉川でも10勝のメンドーサでもなく、2年目の有原航平(23)らしい。

 昨季は右肘不安のためデビューが5月中旬と出遅れながら、8勝(6敗)をマークしてパの新人王を獲得。160キロの大谷がいるから目立たないものの、150キロ中盤のストレートを投げる潜在能力の高さは、制球が不安定な吉川や技巧派のメンドーサをはるかにしのぐとみられている。

 その有原が7日、千葉県鎌ケ谷市内の球団施設で自主トレを公開。昨季は試合後半になると体の軸がブレたため、オフは主に体幹トレーニングに時間を割いたという。

「今年こそ2ケタ勝利を目指して頑張りたい」と本人はこう言った。

「(右肘不安で1月中はほとんど投げられなかった)去年と比べたら順調に調整できています。ケガをせずにしっかりと投げられれば、自然と結果はついてくると思う」

 有原が目標通り2ケタ勝ち、大谷と並ぶ存在になるようなら、今年の日本ハムは期待できるのだが。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝