浪人中の松中“最後の奉公”か SB柳田に「内角打ち」伝授

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「柳田が内角打ちを鍛えたら、鬼に金棒ですよ」

 こう話すのは、西武OBの三井浩二氏だ。

 自主トレ先のグアムから18日に帰国したソフトバンク柳田悠岐(27)。オリックスの糸井や同僚の松田らと汗を流した昨季のトリプルスリーは「いい練習ができた」とニンマリ。中でも参考になったのが、同行していた松中(42)から伝授された内角打ちだろう。

 帰国直前は特に時間を割いたという練習に、「内角をもっと打てるようになれば、相手も投げにくくなる」と手応えを口にした。

 04年に三冠王に輝いたこともある松中は、かつては内角打ちの名人。全盛期は、インコースの速球を面白いように右翼スタンドに放り込んでいた。当時、松中と対戦した三井氏が言う。

「僕は松中が内角に強いとわかっていたので、外角中心に攻めました。スイングスピードが速い上にヒジを畳んで打つ技術に長けているので、内角なら少々のボール球でもスタンドに運んでしまう。インコースは、見せ球で投げることすら躊躇しましたね。しかも、ホームベースに近い打席のライン際に立つので、非常に内角へ投げにくい。松中が活躍していた当時は松坂大輔も脂が乗っていた時期ですが、執拗な内角攻めで3本塁打されたシーズンもあった。柳田はどちらかといえば内角は得意ではないので、松中の指導は大きいと思いますよ」

 昨季限りでソフトバンクを退団し、いまだ引き取り先が見つからない松中。柳田への指導が古巣への、いや、球界への最後の「奉公」になるかもしれない。

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