2020年東京五輪は野球選手から禁止薬物違反が続出する?

公開日: 更新日:

 20年東京五輪で追加種目としての採用が有力視される野球に、世界反ドーピング機関(WADA)が重大な関心を寄せているという。

 言うまでもなく、選手から禁止薬物違反者が続出しかねないからだ。何しろ米国球界は薬物汚染がひどい。レギュラーシーズン中はメジャー、マイナーも含めてドーピング違反のニュースが絶えない。

 大リーグ機構(MLB)は米国反ドーピング機関から独立した検査機関を設けるなど、自前で対策を取っている。MLBの禁止薬物規定はWADAに準拠しており、検査は厳格なことで知られる半面、抜け道もあり、禁止物質の使用を隠蔽する薬物が開発されるなど、「イタチごっこ」の状態だ。

 仮に野球が東京五輪の追加種目に選定されても、MLBは現役メジャーリーガーを派遣しない方針を打ち出している。各国ともマイナーリーガー主体でチーム編成される見込みだ。中南米出身のマイナーリーガーには、ヤバい薬を使ってでもメジャーでの成功を夢見る選手がゴマンといる。五輪に出場すれば、メダル候補に挙げられるであろうドミニカ共和国、メキシコなどから違反者が出る可能性は否定できない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?