監督“フリーパス”出すか マリナーズ青木「盗塁王」に現実味

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 マリナーズ・青木宣親(34)が新天地で調子を上げてきた。

 14日(日本時間15日)のダイヤモンドバックス戦では3打数1安打1得点。前日のレッズ戦では2打数2安打1四球でオープン戦初マルチ。リードオフマンとして存在感をアピールしている。

 今季から指揮を執るスコット・サーバイス監督は機動力野球を掲げている。昨季はチーム本塁打こそリーグ5位の198本塁打ながら、総得点656はリーグワースト3位。「相手の隙を突く走塁で少ないチャンスで得点する攻撃が理想」と話す指揮官にとって、過去4年間で81盗塁をマークしている青木は最適な人材だ。指揮官は、「ノリ(青木)のスピードを生かさない手はない」と話し、レギュラーシーズンでは出塁した際に自由に盗塁できる、「グリーンライト」を認めることをほのめかしている。

 青木はブルワーズ時代の12年に記録した30盗塁が1シーズンの最多。昨季は右足腓骨骨折などの故障で離脱を繰り返した影響から14盗塁に終わったものの、痛めた患部に不安はない。これまでシーズン終盤に足腰の疲労から調子を崩したこともあったが、昨オフは下半身強化に取り組むなど、万全の状態で5年目のシーズンに備えた。

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