シーズン白星に悪影響 マエケン課題は「立ち上がりの悪さ」

公開日: 更新日:

 オープン戦4試合目にして課題が浮き彫りになった。

 すでに先発ローテーションの3番手での起用が決まっているドジャース前田健太(27)。岩隈と投げ合った21日(日本時間22日)のマリナーズ戦は初回、直球が高めに浮き、先頭打者から3連打を浴びて2点の先制を許した。尻上がりに調子を上げ、初めて5回を投げ切ったが、立ち上がりに不安を残した。

 前田はここまで4試合で、比較的、立ち上がりに苦しんでいる。失点こそしなかったものの、初登板のダイヤモンドバックス戦では二塁打、続くアスレチックス戦では四球と、いずれも2死から走者を背負った。初回に球数を費やしているのも気がかりだ。

 前田のエンジンのかかりが悪いのは、登板前の投球練習で球数を制限されているからだろう。登板する際にベンチで「マエケン体操」をしたり、マウンド上で両肩を回したり、上腕部を揉むのはウオーミングアップ不足を補うためだ。

 オープン戦ではともかく、レギュラーシーズンでは立ち上がりの悪さが命取りになりかねない。肩が温まって回を追うごとに調子を上げても序盤に球数がかさめば、試合中盤に100球に到達しかねないからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘