右足負傷でスタメン落ちも 青木“男気”出場でチームに貢献

公開日: 更新日:

 新天地で好スタートを切ったのがマリナーズ・青木宣親(34)だ。

 6日のレンジャーズ戦は前日の試合で自打球を当てて右足のすねを痛めた影響から開幕3戦目にして休養を与えられた。ベンチから戦況を見守ったが、4-5と1点を追う九回に代打で登場。8番クレベンジャー捕手に代わって打席に立つと、相手の守護神トールソンの初球、150キロの直球をはじき返す中前打。昨季、37セーブをマークしたメジャーを代表する守護神を攻略すると、後続が連打して同点のホームを踏んだ。3番カノーの2ランなどで、この回は一挙に5点を返して勝ち越した。チームは開幕初戦こそ落としたが、青木の連日の活躍もあり、このカード2勝1敗と好発進である。

 青木はカノーらとともにチーム最年長だけに首脳陣の配慮からスタメンを外れたが、試合前にサービス監督から「代打でいけるか?」と打診され、出場を即答したという。

 連日にわたってバットで結果を残した青木は「あそこは何としても出塁しなければいけない場面だった。チームに貢献している感がある。そういうプレーを一つでも多く見せられるといい」と話した。

 開幕早々に負傷したとはいえ、日本人リードオフマンはマリナーズ打線を牽引しそうな勢いだ。

 マーリンズ・イチローはタイガース戦で出場機会はなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  3. 3

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  4. 4

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 5

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  1. 6

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  2. 7

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  3. 8

    巨人・岡本和真が狙う「30億円」の上積み…侍ジャパン辞退者続出の中で鼻息荒く

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ