右足負傷でスタメン落ちも 青木“男気”出場でチームに貢献
新天地で好スタートを切ったのがマリナーズ・青木宣親(34)だ。
6日のレンジャーズ戦は前日の試合で自打球を当てて右足のすねを痛めた影響から開幕3戦目にして休養を与えられた。ベンチから戦況を見守ったが、4-5と1点を追う九回に代打で登場。8番クレベンジャー捕手に代わって打席に立つと、相手の守護神トールソンの初球、150キロの直球をはじき返す中前打。昨季、37セーブをマークしたメジャーを代表する守護神を攻略すると、後続が連打して同点のホームを踏んだ。3番カノーの2ランなどで、この回は一挙に5点を返して勝ち越した。チームは開幕初戦こそ落としたが、青木の連日の活躍もあり、このカード2勝1敗と好発進である。
青木はカノーらとともにチーム最年長だけに首脳陣の配慮からスタメンを外れたが、試合前にサービス監督から「代打でいけるか?」と打診され、出場を即答したという。
連日にわたってバットで結果を残した青木は「あそこは何としても出塁しなければいけない場面だった。チームに貢献している感がある。そういうプレーを一つでも多く見せられるといい」と話した。
開幕早々に負傷したとはいえ、日本人リードオフマンはマリナーズ打線を牽引しそうな勢いだ。
マーリンズ・イチローはタイガース戦で出場機会はなかった。