6回零封&1号弾 マエケン最高初勝利にエース左腕ひと役

公開日: 更新日:

 ルーキー右腕が上々のデビューを果たした。

 ドジャース前田健太(27)が6日(日本時間7日)のパドレス戦にメジャー初登板。6回を5安打無失点、4三振、無四球で初勝利を挙げた。

 前田は投球よりも、まずは打撃で敵地ペトコパークのファンの注目を集めた。4点リードの四回の第2打席だった。相手の先発右腕キャッシュナーにカウント2ストライクと追い込まれた後の3球目。甘く入ったスライダーを振り抜くと、打球はグングン伸びて左翼スタンドに吸い込まれた。メジャー初安打を本塁打で記録した前田はダイヤモンドをゆっくりと一周し、ベンチに戻るとナインにもみくちゃにされる祝福を受けた。

 本職の投球でも危なげなかった。立ち上がりから、キレのいい変化球を低めに決めて凡打の山を築く。四回、中軸の連打で2死二、三塁のピンチにも後続を打ち取ってつけ入る隙を与えない。

 五回は3者凡退で切り抜けてメジャー初勝利の権利を得たが六回、再びピンチを招く。1死一、三塁で打席には主砲マイヤーズを迎えたが一ゴロに仕留め、バックの好守に助けられて得点を許さなかった。5番ソラーテを低めの変化球でバットに空を切らせると、マウンド上でガッツポーズを見せた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」