連続好投で防御率0点台 G菅野は20勝で年俸3億円に現実味

公開日: 更新日:

 巨人のエース菅野智之(26)の「一人旅」が始まった。雨中の登板となった28日の阪神戦でも圧巻の投球。抑えの沢村が九回に同点に追いつかれたため、4勝目は消えてしまったが、8回を12奪三振1失点の好投だった。防御率は両リーグトップの0.56である。

 3年目の昨季の悔しさをバネにしている。防御率1.91は「納得できる数字」(本人)も、エース級との投げ合いが多く、打線の援護が乏しかったこともあって10勝11敗と負け越した。チームもV逸。伯父の原監督はチームを去った。「凄く考えさせられるシーズンだった」と年俸は2000万円増の1億3000万円でサインするしかなかった。

「防御率は1点台でリーグ2位なのに、自身の勝敗は借金1という複雑な成績。原前監督らに『エースなら貯金を稼げ』とよってたかって言われ、年俸も思ったほど上がらなかった。忸怩たる思いがある中で今季を迎えている。そんなこともあるから、もし20勝でもしたら、バーンと上げないといけない。年俸4億円の複数年契約が切れる内海、3億2600万円の阿部のチームトップ2は、いずれも開幕から二軍生活。彼らのダウン分を菅野が独り占めということになるんじゃないか」(球団関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    侍Jと大谷翔平がWBCで直面するMLBからの嫌がらせ…過去何度も味わった手段選ばぬヤリ口に要警戒

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲