著者のコラム一覧
橋本清野球評論家

1969年5月22日、大阪府摂津市生まれ。PL学園から87年のドラフト1位で巨人に入団。高校3年時には立浪、片岡らとともに甲子園で春夏連覇を達成。巨人では主にセットアッパーとして活躍。93、94年には2年連続で52試合に登板し、当時の長嶋監督が命名した「勝利の方程式」の一翼を担った。01年にダイエーに移籍し、同年に現役を引退。プロ14年で通算134試合に登板して9勝12敗8セーブ。各球団に幅広い人脈を誇る。

ハム大谷が本音を吐露 「ホームランより勝ち星が欲しい」

公開日: 更新日:

 自分ではどう考えているのか。

「それはぜんぜん大丈夫です。感覚が変わったとか、おかしいとか、そういうのはないです」

 投手として波に乗り切れない原因はやはり、制球力でしょう。

 ここぞという勝負どころで力んでしまいボールになったり、自慢の真っすぐにキレを欠いてファウルや空振りが取れない。結果、カウントを悪くし、ストライクを取りにいかざるを得なくなった甘いボールを狙い打たれてしまう。肉体改造のマイナスではなく、あくまで技術的な問題、というのが本人の分析でした。付け加えれば、制球難を誘発する力みは、単なる気持ちの問題でもあります。

 大谷の表情は明るく、ふさぎ込んでいるような感じはありませんでした。投手としての成績にじくじたる思いはあっても、打者として結果を残していることでうまく気持ちのバランスを取っている印象です。前例のない二刀流にしっかり順応している証拠でしょう。前回登板となった22日の楽天戦は6回3安打無失点。すでに復調の気配が見えています。

【連載】橋本清の取りたて直送便“本音を聞きたい”

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  5. 5

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  1. 6

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  5. 10

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  2. 2

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  3. 3

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?

  4. 4

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    トイレ盗撮も…谷村新司が息子を叱れない“恥ずかしい過去”

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    西野カナ×Perfumeショットにファンびっくり…ザワつき巻き起こした「のっち不在ショット」を読み解く