“捕手難”巨人が再アタック 楽天・嶋のFA獲得は争奪戦必至

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 このオフ、再び楽天嶋基宏捕手(31)が狙われる――。

 左手豆状骨骨折と左手三角骨亀裂骨折のため、登録抹消中。故障した5月18日まで打率・286とまずまずの成績を残していただけに、梨田監督は「扇の要でキャプテン。こういう時こそ頼りたいけど、いる人間でやるしかない」と沈痛な面持ちだった。

 楽天は現在、借金11で5位。「一軍復帰は球宴後になるんじゃないか。嶋が戻ってくる頃に借金が3つぐらいまで減っていれば」と捕手出身の指揮官の信頼は絶大。表向きには復帰を心待ちにしているのだが、仮に戻っても、はいどうぞ、とはならないチーム事情がある。

「球団は梨田監督に若手の起用や次世代の捕手育成も期待している。嶋が骨折で離脱している間に新人の足立(26=パナソニック)らにチャンスを与えながら育てる方針もある。首位ソフトバンクとは19ゲーム差、3位の日本ハムとも9・5ゲーム差。CS圏内の3位からも置いていかれている現状では、捕手に限らず積極的に若い選手を使っていこうとなるのはある意味当然。高卒新人のオコエ(18=関東第一)がスタメンで抜擢されているのも、今年は『育成』に重きが置かれたという証拠。主将の嶋はもちろん精神的支柱ではあるが、チームが下位に沈む今、必ずしも正捕手の座は安泰ではないのです」(楽天関係者)

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