今季も増えた苦手投手 巨人“淡泊”打線は実績頼みがアダに

公開日: 更新日:

 前日(6月30日)の試合で巨人打線を完封した中日の若松は、直近の2試合でいずれも5回持たずにKOされていた。本人が「もう二軍かな」と言っていたほど状態が良くなかったにもかかわらず、巨人の各打者は手も足も出なかった。わずか2安打。三回以降は無安打に封じられた。昨年も1勝3敗だったこの若松に今季も巨人は2戦2敗。防御率1.69と抑え込まれているのだが、巨人がカモにされる先発投手は若松以外にもたくさんいる。

 同じ中日では左腕エースの大野にも2戦2敗の防御率1.00、バルデスにも3試合で0勝1敗の1.71、吉見にも2試合(0勝1敗)で0.75とやられ放題。広島ではジョンソン、野村に2度の対戦でそれぞれ0.53(1勝1敗)、1.64(2敗)とヒネられ、DeNAの井納にも2戦2敗の防御率1.20とカモられている。

 巨人OBの評論家、高橋善正氏は「今年の巨人打線は昨年以上に淡泊な印象を受ける。同じ投手にやられているなら、攻略するために全員が逆方向を意識するなど、チーム単位の策が必要でしょう。そういう工夫も見られない」と言っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声