ボルト五輪に“黄信号” 左太もも裏の怪我に重症の可能性

公開日: 更新日:

 元NFLヨーロッパのトレーナーで現在はスポーツ整体院「めんてな」(東京・府中市)の代表を務める倉持江弥氏が「報道から推測する限りでは重症の可能性もあります」とこう解説する。

「ボルトは過去にも同じ箇所を故障していると聞いています。脊椎が曲がる先天性の側彎症を抱えており、ストライドの長さが左右で異なるため、太ももに負担がかかって故障しやすいとみられます。ハムストリングスといわれる太もも裏は治療に時間がかかり、短距離選手は特に負担がかかりやすい。8月に30回目の誕生日を迎えるボルトは年齢的にも完治までに時間を要すると思われます。スタートが切れても、(レース)途中で患部の筋肉が断裂する恐れは否定できません」

 ボルトはリオ五輪を最後に引退を示唆している。有終の美を飾るはずの五輪で惨敗に終われば、スポンサー企業からの総額1億円といわれるメダル獲得、世界・五輪新記録ボーナスもパーになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑