最下位阪神 金本監督の“言動”にファンが怒濤のブーイング

公開日: 更新日:

■若手も萎縮

 鳥谷だけじゃない。「若手も萎縮していますよ」というのは、阪神ファンの麻生千晶氏(作家)だ。

「大嫌いな巨人と阪神の若い選手が決定的に違うのは、状況判断です。この場面でどうすればいいのか、何をやるべきかが、悔しいが巨人の若手は分かっている。北條クンなんて20日の試合では2度の満塁の好機に捕邪飛と併殺です。考えてバットを振っているとは思えない。そんな子供に対して、ダメならマスコミの前で苦言を呈したり、二軍落ちでしょ。みんな萎縮しますよ。金本監督は選手時代から好きでしたが、名選手、名監督にあらずという感じになってきましたね」

 阪神ファンの怒りはまさに怒涛のごとし。

「私だって頭に来ています」というのは、19日の試合を甲子園で観戦したひろさちや氏(宗教評論家)だ。

「私は試合開始3分前ごろに席に着いたのですが、スタメンマスクが新人の坂本(誠志郎=明大)と知ってビックリしました。これは3連敗だなと思ったらやっぱりです。しかも、序盤に先発能見がKOされると、翌日の新聞には金本監督が『能見が(坂本と)組んでみたいというから』というコメントが出ていた。まるで能見の責任みたいに聞こえる。使ったのは監督なんだから。金本監督は敗因をよく選手のせいにしているけど、リーダーがもっとも言ってはいけないことですよ。ここまで見てきましたが、もう監督としての能力がないことははっきりした。采配だっておかしい。その日の初回の攻撃もそう。先頭の西岡が二塁打で出塁すると、2番の鳥谷にバントをさせず捕邪飛に終わった。攻撃陣にポンポンヒットが出る状態ではないし、あそこは定石どおり犠打ですよ。実際、この試合は原口選手のソロホームランの1点だけ。金本監督は二軍で勉強して、その間は掛布二軍監督に采配を振ってもらった方がいい」

 巨人に3連敗が濃厚となった20日の試合、九回の攻撃前には、ファンが「六甲おろし」を大合唱した。これを異例のハッパと報じたスポーツ紙もあったが、金本監督へのブーイングか、抗議とみるべきだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー