勢力図異変 日本女子プロは韓国に次いでタイにも抜かれる

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【全英リコー女子OP】

 単独首位発進のアリヤ・ジュタヌガーン(20)がパープレーで逃げ切り、タイ人初のメジャータイトルを手にした。

 最終日は前半2番、6番でバーディーを奪うと、2位に5打差をつけて楽勝パターンかと思われた。

 しかし、タイトルを意識し出してからパットが決まらず、9番ボギー、13番ダブルボギーと崩れ、2位発進イ・ミリム(25=韓国)との差は一気に1打差まで縮まった。ところが17番で5メートルのバーディーパットを決めてスタート時点のスコアに戻して勝利を決めた。

 米ツアー2年目のジュタヌガーンは、今年5月の初優勝から史上初の3戦連続Vを成し遂げた。

 170センチのガッシリした体形の飛ばし屋として知られ、昨年、来日出場した「TOTO ジャパンクラシック」では、ドライバー飛距離293ヤードを記録している。だが、ここ一番の勝負どころでは左に大きく曲がるミスが多いため、今大会ではドライバーを封印。ティーショットでは2番アイアンや3番ウッドで臨み、飛距離より方向性重視のゴルフに徹し、優勝につなげた。

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