ジカ熱不安のリオ五輪ゴルフ 女子プロ辞退者いないワケ

公開日: 更新日:

 世界ランク7位A・スコット(35=豪州)はじめ、世界のトッププロが相次いでリオ五輪出場辞退を表明する中、ここに来て同3位R・マキロイ(27=北アイルランド)も欠場する可能性が出てきた。現地で流行しているジカ熱の影響を考え、家族の安全を最優先するためだという。

 米国の疾病対策センター(CDC)は先月、妊婦のジカウイルス感染と脳に障害のある赤ちゃんが生まれることに因果関係があると断定。世界150人の専門家たちは先ごろ、WHO(世界保健機関)に開催の延期、あるいは開催地の変更を申し入れる声明を提出。ますます不安が広がるばかりである。

 当然、男子プロよりも女子プロの方が危険性が高いだけに事態は深刻なのかと思ったら、「ジカ熱を理由に辞退を考えている選手はいない」(米女子ツアーのワン会長)というのだ。

 実際、「ゴルフが五輪競技に決まってから、絶対に代表に入ると言い続けてきた」(世界ランク1位L・コ=ニュージーランド)、「リオ五輪は6つ目のメジャー」(同4位B・ヘンダーソン=カナダ)、「金メダルはメジャー勝利よりも大きい」(同5位キム・セヨン=韓国)、「自分の国を代表して戦いたい」(同6位S・ルイス=米国)と、みな気合十分だ。一体、なぜか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  2. 2

    渋野日向子はゴルフが“年々ヘタに…”がデータでハッキリ! エビアン選手権は予選落ち危機

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    夏のトーナメントは「致死性の暑さ」…いよいよ開催方法を考える時期に来ている

  5. 5

    女子プロ下半身醜聞“3股不倫”男性キャディーは「廃業」へ…9年の出禁処分が与える致命的ダメージ

  1. 6

    練習熱心なアマチュアゴルファーのみなさん、しっかり素振りをやっていますか?

  2. 7

    渋野日向子は苦手のエビアンで神風吹くか…予選落ちなら昨年に並ぶ自己ワースト

  3. 8

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  4. 9

    殺人的酷暑はベテラン女子プロに追い風か…20代若手より暑さに強い“意外な要因”をフィジカルトレーナー指摘

  5. 10

    日本旋風で狙い撃ち?本場米国で看過できない“厳しい洗礼”の実態「嫌がらせと感じることもあった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…