摂津は4カ月も2軍調整 他球団羨むソフトBの徹底体調管理

公開日: 更新日:

 3日の西武戦で4カ月ぶりの1軍復帰を果たす、ソフトバンクの摂津(34)。今季は3試合で0勝2敗、防御率9.42。7失点した4月7日のロッテ戦を最後に、登録を抹消されていた。2軍で6勝負けなし、防御率1.87と好投を続けての昇格となった。

 夏場の暑い時期にエースの復帰は頼もしい限り。それにしても、ソフトバンクは次から次に2軍から選手が上がってくる。もちろん、豊富な戦力あってのことだが、理由はそれだけではない。

 球団OBは「球団が一番恐れているのがケガです」と、こう続ける。

「無理をさせてケガでもしようものなら、球団も現場も選手も、誰も得をしない。しかも、程度によっては年単位の離脱というケースもあり得る。だから、近年のソフトバンクは徹底的に選手の体調を管理している。『疲労がたまってきた。そろそろ危ないぞ』と見た選手は、躊躇せずに2軍に落とす方針を取っている。2軍で鍛えられた選手が代役として昇格し、その間に抹消された主力は、じっくりと筑後のファーム施設で調整をする。これは内川だろうが柳田だろうが、変わりません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?