佐ノ山親方「九重」継承 年寄株はどうやって手に入れた?

公開日: 更新日:

 そんな親方衆が、なぜ年寄株の協会管理を認めたのか。

 現在、年寄名跡を襲名した親方は前任者に「顧問料」と称した金を払うことが容認されている。一見、強制ではないように見えるが、実態は違う。

 春日山親方(元幕内浜錦)が、先代(元幕内春日富士)に対して年寄名跡証書の返還を求めていた訴訟の判決が2日に言い渡された。その結果、春日山親方は先代に1億7160万円を支払うことを命じるというもの。これはつまり、横浜地裁が顧問料の具体的な金額を認めたことになる。

「九重部屋の事情は知らないが、要求があったら九重親方は先代の遺族に安くはない顧問料を払わざるを得ないのでは」

 とは、ある親方だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」