佐ノ山親方「九重」継承 年寄株はどうやって手に入れた?

公開日: 更新日:

 そんな親方衆が、なぜ年寄株の協会管理を認めたのか。

 現在、年寄名跡を襲名した親方は前任者に「顧問料」と称した金を払うことが容認されている。一見、強制ではないように見えるが、実態は違う。

 春日山親方(元幕内浜錦)が、先代(元幕内春日富士)に対して年寄名跡証書の返還を求めていた訴訟の判決が2日に言い渡された。その結果、春日山親方は先代に1億7160万円を支払うことを命じるというもの。これはつまり、横浜地裁が顧問料の具体的な金額を認めたことになる。

「九重部屋の事情は知らないが、要求があったら九重親方は先代の遺族に安くはない顧問料を払わざるを得ないのでは」

 とは、ある親方だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり