エース早川も早大進学? 木更津総合の五島監督に聞いた

公開日: 更新日:

――早大に行かせると、監督にとっても何かいいことがあるのですか?

「正直に言えば、あそこ(木更津総合)に行けば、早大に行けるとなればいいと思いますし、そうなってほしいですよ。簡単に早大には入れませんからね(苦笑い)。早大がスポーツ推薦枠で取るのはわずか数人。ウチの場合は指定校推薦の枠もない。しかも、誰でも推薦するわけにもいかない。早稲田に行きました、でも、授業はサボり続けるでは困ります。マジメでないといけません。ある意味、早大に毎年1人入れば凄いことですし、私自身もそこを目指したいと考えている部分はあります」

■プロは短期間で生涯賃金を稼ぐ場所

――早川はプロ注目の選手です。プロ側から「ウチにくれればいいじゃないですか」などと、恨み節を言われたりしませんか?

「(苦笑いを浮かべながら)たしかに早川はプロに行ってもおかしくない選手です。ただ、履正社の投手の寺島君のように、ドラフトで100%、1位指名されるというなら話は別ですが、ウチにはそういう子はいません。プロは入ることが目的ではなくて、短期間で生涯賃金を稼ぐ場所だと思いますから、慎重にはなりますね。あの高校に行けばプロに行けるというやり方も一つでしょうが、早大に行かせることが目的ではなく、その子の人生を思うと、大学、社会人で体をつくったり、勉学やお金のことを含めた社会勉強をしっかりしてからでも遅くないと思っています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは