作新学院・今井達也の“新球”に日米10球団スカウト仰天

公開日: 更新日:

「夏の甲子園では150キロを超すストレートが右打者の外角低めにビシビシ決まった。速球の球威や球質に加えて、とにかく制球が良いことにビックリしたけど、それだけじゃなく、あんな球まで持っていたとは……」

 U─18アジア選手権の日本代表を追い掛けるプロ球団のスカウトが台湾のネット裏でこう言って舌を巻いた。

 8月31日の台湾戦に先発、4回3分の1を6安打無失点に抑えた今井達也(作新学院)に関してだ。

 今井は今夏の甲子園の優勝投手。計616球を投げてチームを全国制覇に導きながら、甲子園ではほとんど投げなかった変化球を温めていた。その球を台湾で披露したから、ネット裏に陣取る日米合わせて10球団以上のスカウトが仰天したのだ。

「タテの大きなカーブですよ。いったんフワッと浮き上がってから、ストンと落ちる。打者のタイミングを外すいい変化球なのに、甲子園ではほとんど投げなかった。ストレートとスライダー、あとはチェンジアップかパームボールか沈む変化球だけで十分、打者を打ち取れた。投げなくても勝てたのでしょう。けれども、台湾ではマウンドが合わずに、ストレートが走らない。それで投球の幅を広げようと、タテに割れるカーブを解禁したのでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも