孤軍奮闘マエケン 首位攻防戦で試される“大物食い”の真価

公開日: 更新日:

 ルーキー右腕が首位攻防戦のマウンドを託された

 ドジャースは18日(日本時間19日)にジャイアンツとの3連戦(同20~22日)の先発投手を発表。エースのカーショウ、ヒルの両左腕に次いで21日(同22日)の3戦目は前田健太(28)が登板する。

 ドジャースは2位ジャイアンツに5ゲーム差をつけてナ・リーグ西地区首位(18日終了時)。ハニーカット投手コーチは「我々の先発陣の中で計算できる3人を送る」と話していることから、前田にはライバル叩きが期待される。

 相手の先発はここまで11勝11敗(防御率4.06)のマット・ムーア(27)。レイズ時代の13年には17勝(4敗)をマークし、ジャイアンツでは次期エースと目される左腕だ。現在、2連勝中と好調な相手との投げ合いで、前田は大物食いの真価が試される。

 今季の前田はメジャー1年目ながら各チームのエース級との投げ合いでは互角以上に渡り合ってきた。特に同地区のライバル球団の好投手との相性は抜群だ。ダイヤモンドバックスのサイ・ヤング賞右腕ザック・グリンキー(今季12勝7敗)とは今月5日、16日と2度投げ合い、前田がそれぞれ6回3分の1を3安打1失点、5回3安打1失点で白星を手にしている。8月23日のジャイアンツ戦ではエース左腕で14年のワールドシリーズMVPバムガーナー(同14勝9敗)との投げ合いを制した(5回6安打3失点)。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち