リオ銅の奥原に初勝利も…バド山口茜に足りない“貪欲さ”

公開日: 更新日:

 リオ五輪の準々決勝の再戦は10代の若手に軍配が上がった。

 23日のバドミントンのヨネックス・オープン・ジャパン準々決勝で世界ランク12位の山口茜(19)がリオ五輪銅メダルで同5位の奥原希望(21)を2-0で下し、24日の準決勝進出を決めた。山口は国際大会7度目の対戦で初めて奥原を破り、リオでの雪辱を果たした。

 女子シングルスでは奥原の陰に隠れて目立たない存在だが、山口の実力は折り紙付き。12年12月に史上最年少の15歳で日本代表入り。翌13年のヨネックス・オープン・ジャパンは同大会で日本勢で初めて優勝し、世界バドミントン連盟(BWF)主催のスーパーシリーズ史上最年少(16歳3カ月16日)優勝記録を打ち立てた。14年にはランキング上位8人が出場するスーパーシリーズファイナルで3位に入る快挙を見せたが、昨年の同大会を制した奥原のように大舞台で頂点に立てないのは、「技術やフィジカルよりもメンタルの弱さ」と指摘する声もある。

 山口は物静かで、どちらかといえば控えめな性格だ。人を押し退けてでも這い上がろうとする貪欲さに欠ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因