CSの士気にも影響か DeNA池田社長“電撃退任”の複雑事情

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 ではなぜ、池田氏は社長を辞めることになったのか。財界関係者が言う。

「池田氏はトップダウン型の経営者で、相手が目上でも目下でも自分の信念を突き通す人。13年には当時の波留打撃コーチと口論、中畑前監督と丁々発止の言い合いになったこともある。こうした姿勢は職員に対しても同様。それがもとで、袂を分かった職員が何人もいる。CS進出が決定した際にも、『CSが決まったくらいで浮かれるな!』とゲキを飛ばし、社内のお祝いムードが吹き飛んだそうです。南場オーナーは社内での多様な意見交換を重視する人。今回の社長交代は、今の球団の体制やムードを変える目的があったのではないか」

 新任の岡村社長は、今年4月に親会社のDeNAに入社。直後にスポーツ事業部長兼横浜スタジアム社長に就任した。

「南場オーナーは岡村社長が総務省在籍時から7年間追い続け、ヘッドハントした人材。引き抜いた時から池田社長の『次』としての構想を描いていたとしても不思議ではない」(前出の関係者)

 池田氏は退任会見で、「再建と再生に取り組んできた」と胸を張ったが、内実は複雑なようだ。

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