シリーズ第6戦は先発せず ハム大谷“右足首異常”の深刻度

公開日: 更新日:

 東京女子体育大教授の若山章信氏(運動生理学・バイオメカニクス)はこう言った。

「テレビ映像を見た限り、26日の走塁は右足を強くベースに突いた感じで、ひねってはいないように見えた。この日も試合に出ているわけですし、心配ないでしょう。本人が『足首が緩い』と言っているのはおそらく、これまで捻挫を繰り返したことで、普段から靱帯が伸びている状態だと思われます。ただ、そのことでむしろ、他の人よりも靱帯が切れにくい状態にあるともいえる。打撃の際、右足首を内転させ、つま先を地面につけてベタ足の状態で腰を回してスイングする。少し窮屈な打ち方であり、右足首に負担がかかりやすいともいえますが、本人はそのスタイルが合っているのでしょうし、プレー時に足首をテーピングなどで固定し、しっかりケアをすれば、問題ないと思われます」

 大谷はサヨナラ勝ちを収めて日本一に王手をかけた第5戦後、「3試合とも逆転勝ちですごいなと思う」と興奮を隠せなかったが、予想に反して第6戦の予告先発は増井浩俊(32)と発表された。OBの不安が杞憂に終わればいいが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差