DeNA1位・浜口遥大は格闘エリート一家に誕生した“異端児”

公開日: 更新日:

 そう振り返る顕人さんも、幼少期から空手と合気道の道場に通い、和道流空手2段の有段者。和歌山県の勝浦でマグロ遠洋漁業の網元だった家庭に育ち、県立新宮高校から進んだ宮崎の南九州大学ではボクシング部に所属して、県大会優勝の実績を持つ猛者である。

 大学では造園を学び、卒業後は家業の網元を継がずに、ゴルフ関連の会社に就職。30歳になる前に独立し、ゴルフ場のコンサルタントや造成、管理を請け負う会社を起こした。現在は自身の会社で社長業をこなす傍ら、和歌山県日高郡印南町の雄大な自然に囲まれたゴルフコースと乗馬クラブを運営する「ラ・グレースリゾート」の総支配人も務めている。ちなみに、ゴルフの腕前も相当なもので、「最高でハンディ4まで行きました。ベストスコアは68。とはいっても、もうだいぶ前の話ですけど」と顕人さん。

 身長173センチと小柄ながら、MAX151キロを投げる大学ナンバーワン左腕・浜口の身体能力は父親譲りだろう。

「そうだと思います」

 と話を引き取るのは、顕人さんと同じ新宮高校を卒業した、母の真美さん(56)だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発