「読売」を連呼 巨人入団決定の山口俊“忠誠心”はエース級

公開日: 更新日:

■ベイコーチ陣はメンタルの弱さを指摘

 DeNA時代、抑えから先発に転向して成功した。これは中畑前監督に守護神失格の烙印を押された末の「苦肉の策」でもあった。DeNA球団関係者が明かす。

「抑えの頃、いい感じで投げていても、走者を塁に出すと突然ストライクが入らなくなることが多く、中畑監督はいつも首をひねっていた。 当時のコーチ陣が度々指摘したのが『メンタルの弱さ』。だったら最終回のプレッシャーから解放してあげようと。重圧が少ない先発で成功したとはいえ、その辺がウイークポイントになるでしょう」

 巨人にFA入団する重圧は、他の何より大きいとされる。ましてや4年総額8億円という破格の条件を手にしての入団だ。「ノミの心臓」の持ち主にとっては厳しい環境だ。「読売さんの力になれるようにやっていくだけ」と締めた山口俊。「読売さん」こと巨人への「忠誠心」だけは、すでにエース級のようだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の三振激減がドジャース打者陣の意識も変える…史上初ワールドシリーズ連覇の好材料に

  2. 2

    国民民主党から問題議員が続出する根源…かつての維新をしのぐ“不祥事のデパート”に

  3. 3

    党勢拡大の参政党「スタッフ募集」に高い壁…供給源のはずの自民落選議員秘書も「やりたくない」と避けるワケ

  4. 4

    「ロケ中、お尻ナデナデは当たり前」…「アメトーーク!」の過去回で明かされたセクハラの現場

  5. 5

    注目の投手3人…健大高崎158km石垣、山梨学院194cm菰田陽生、沖縄尚学・末吉良丞の“ガチ評価”は?

  1. 6

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  2. 7

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 8

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  4. 9

    高市早苗氏の“戦意”を打ち砕く…多くの国民からの「石破辞めるな」と自民党内にそびえる「3つの壁」

  5. 10

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇