FA陽岱鋼モテモテの背景 プロ野球は台湾選手だらけに?

公開日: 更新日:

 台湾市場がアツい。

 国内FAを宣言して日本ハム退団が濃厚となっている陽岱鋼(29)。楽天オリックスが早くから調査に乗りだしていたが、「台湾ビジネス」に力を入れる巨人も触手を伸ばしているといわれている。

 この「台湾ビジネス」は各球団が注目するキラーコンテンツ。楽天の星野仙一球団副会長(69)は27日放送のスポーツ番組で、球団の補強について聞かれると「陽は楽天としては欲しいんですよ。本社が台湾とものすごく商売していますし、仙台空港は直通(便)が台湾と行き来している。(陽は)台湾のスーパースターですから。ファンが大勢、仙台に来てくれれば」とラブコール。「台湾のスーパースター」獲得が「商売」でもあることを隠そうとしなかった。三木谷浩史会長(51)が先日のオーナー会議で「外国人枠撤廃」を提案したのも、台湾マーケット拡大を視野に入れたものだろう。

 たとえ撤廃が実現しなくとも、陽のように日本の学校に通った選手は「日本人扱い」。巨人が今年のドラフト会議で7位指名した台湾出身の2メートル超え大型右腕、リャオ・レンレイ(23)も岡山の高校を卒業しているため、日本人扱いとなる。台湾の野球人気に目をつけた巨人は、今年6月に三軍が台湾遠征を実施。今月には、巨人OBと台湾プロ野球OBのチャリティー試合を行ったばかりだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性