メディアは大騒ぎ ハム大谷“来オフメジャー”に3つの障害

公開日: 更新日:

 そうした空気は中田自身も感じ取っているはず。来オフの移籍は確実だが、どうせ1年限りで出ていくのだからと、いい加減なプレーをされては困る。だからこそ、大谷の年俸を抑える必要があった。来季の年俸2億7000万円には「安すぎる」という声も上がっているものの、これは中田の2億8000万円より1000万円低い額。あくまで中田をチームナンバーワンの高給取りにしておくことでプライドをくすぐり、最後の一働きを、と考えているのだろう。大谷の年俸は中田がいなくなるであろう来オフ、遠慮なく弾むことでケアすればよい。中田と大谷の移籍をずらすことで、その間にチームを整備することも可能だ。

■現行制度の問題点

 移籍金の問題もある。上限20億円と決まっている現行の入札制度は、来年10月いっぱいで期限が切れる。日ハムにしてみれば当然、入札額の上限を上げたいところだ。しかし、そのためには現行制度が失効する180日前、すなわち来年の4月末までにNPBの総意として、メジャー側に制度の改正を提案しなければいけない。それまでに他球団の同意が得られるとは限らないし、そもそもメジャーが改革案をのむかどうかも不透明だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動