オリ移籍の金田はイチ抜け? 阪神“戦力外予備軍”の焦燥

公開日: 更新日:

オリックスで活躍できるよう頑張りたい」――。阪神によるFAでの糸井獲得に伴い人的補償でオリックス入りした金田和之(26)。入団会見でこう言ったが、人的補償で古巣を去ることになり、本人は複雑な思いもあったようだ。

 今季は金本監督が就任し、「超変革」をスローガンに掲げた。若手を積極的に起用し続けたのは、選手の実力を見極めるためでもあった。実際、金本監督のお眼鏡にかなわなかった16選手が引退、戦力外となった。

「金田はさらにふるいにかけられ、プロテクトから外れた。金本監督はこの一年である程度、戦力の目星をつけており、来季はプロテクトしたメンバーを中心に起用選手を絞り込むだろう。一方、プロテクトから外れた選手は、来季の戦力外予備軍といえる。ただでさえ二軍暮らしが長い連中は、使われ方やコーチの接し方に敏感になっている。まして阪神は、鳥谷がプロテクトされたなんて話が出たように外部に情報が漏れやすい。プロテクトから外れたことを知ってか、『来年はヤバイ』と青ざめている選手もいる」(阪神OB)

 オリックスに拾われた金田はまだ、いい方なのかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変