リオ金キプチョゲも挑戦 マラソン「2時間切り」は可能か

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「2時間3、4分の持ちタイムがあれば、下り傾斜が続くか、極端に下り坂が多いコースなら2時間は切れます。ただし、このようなコースは公認コース(※)として認められていません。公認の記録を出すなら選手の能力はもちろんですが、下り坂の割合も重要になってくる。それを考慮しない通常のレースで2時間を切るのは、今のところ無理だと思います」

 それにしても、キプチョゲが2時間切りに挑戦するのは5月だ。宣言するのは早すぎないか。某スポーツマネジメントの関係者が言う。

「キプチョゲやベケレのバックには大手のマネジメント会社がついている。この会社は約200人ぐらいの陸上選手と契約しており、世界のレースや大会スポンサーに対して発言力も大きい。2時間切りのプロジェクトは世界で注目されていますから、スポンサー集めのためにある程度の期間が必要なのでしょう」

 ちなみに、国内男子の記録は高岡寿成(現カネボウ化粧品監督)が02年にシカゴで出した2時間6分16秒。この時、高岡は35キロから40キロでガクッとペースダウンしたが、40キロまでの5キロごとの平均ラップは14分54秒。2時間切りは平均14分13秒以内で走らなければならない。

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