青学大マラソン強化プラン 箱根V3“陰の立役者”が語った

公開日: 更新日:

 箱根駅伝3連覇と年度3冠(出雲駅伝、全日本駅伝、箱根駅伝)を初めて同時に達成した青学大陸上部。原晋監督は「駅伝だけで終わるのはツマラナイ。青学軍団から3年後の東京五輪を目指せるランナーを育てたい」と話していたが、すでにそのためのプランは進んでいる。6日に行われた徳間書店主催の祝賀会に出席した青学大3連覇の陰の立役者、フィジカル強化担当の中野ジェームズ修一氏(スポーツモチベーション最高技術責任者)に聞いた。

「箱根2連覇までは①パフォーマンス向上につながる準備運動②体幹を強化して筋肉をつくる補強トレーニング③正しいストレッチで身体をケア――をきちんと続け、さらに3連覇に向けてバランスボールを積極的に取り入れて、骨盤、背骨、肩甲骨などが柔軟に動くようにしました。併せてパワーの『抜き方』を導入しました。長距離の場合はレース中に力を抜き、無駄なエネルギーを使わないで走る=ランニングエコノミーが必要です。これを取得したことも箱根3連覇につながりました」

 駅伝とマラソンとでは距離が違う分、練習メニューもメソッドも違ってくるという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い