「ランナーである前に芸人」 猫ひろし“マラソン続行”秘話

公開日: 更新日:

「内定を取り消されてから、なぜか足がむくみ、原因不明の痛みに襲われました。たぶん、精神的なものだったんでしょうね。3カ月ほどまったく走ることができませんでした」

 猫とマラソンの出合いは12年前に遡る。芸能事務所「ワハハ本舗」に所属し、真っ赤なシャツを着て「ニャー」と叫ぶギャグで徐々に認知度が上がっていたが、テレビ番組で与えられる猫の持ち時間はいつも1分程度。芸人としての立ち位置を模索していた。そんな時、目立ちたい一心で出場したバラエティー番組「オールスター感謝祭」(TBS系)の「赤坂ミニマラソン」が転機となった。

「マラソンはギャグと違ってゴールまでカメラがずっとボクのことを追ってくれる。〈芸人として目立つにはこの道しかない〉と確信しました。ジムに通い始め、08年には東京マラソンに挑戦。本格的にマラソンにのめり込みました」

■毎日の30キロ走を日課に

 前後して結婚、子宝に恵まれる。“マラソン芸人”として順風満帆に見えたが、ひょんなことから“異変”が訪れた。09年にゲストに呼ばれた堀江貴文のネット番組で、国籍を変えて五輪に出場する方法をアドバイスされたのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁