世界一に触れる好機 ハム練習試合をカブスのキャンプ地で

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「なんで世界一になれたのか。ワールドシリーズは見ていたし、気になることがたくさんあった」

 栗山監督がこう言った。

 日本ハムは30日(日本時間31日)、2月8日に行う韓国プロ野球KTとの練習試合を、アリゾナ州ピオリアからメサに変更すると発表。108年ぶりにワールドシリーズを制覇したカブスのキャンプ地である同地を実際に視察した栗山監督は、「選手には何かを感じてもらえると思う」と言うのだ。

 日本ハムがキャンプで利用しているのはパドレスの施設。わざわざ“本拠地”を離れ、南東に車で1時間近くかかる球場で試合をする本当の狙いはともかく、世界一チームのキャンプ施設を肌で感じることは確かに意味がある。

 中でも早ければ今オフにもメジャー挑戦する大谷翔平は目からウロコではないか。現地での実戦登板はほとんど不可能でも、ワールドシリーズを制したチームの関係者と接触するチャンスは山ほどあるからだ。

 なにしろカブスにはレッドソックスでも世界一になったエプスタイン編成本部長(43)や、最優秀監督賞を3回受賞したマドン監督(62)がいる。

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