たった4日間の合宿で表面化 WBC日本代表“不安極まる内情”

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「僕は正直、(打順を)聞かされていないので」

 さる24日、合宿2日目のことである。小久保監督が本番までの実戦5試合で「筒香を4番に固定する」と明言した直後、報道陣に囲まれた稲葉打撃コーチが少し驚いた表情でそう言ったのだ。

■筒香4番を知らされていなかったコーチ陣

 小久保監督が同時に発表した25日のソフトバンク戦の先発メンバーに関しても、「打順に関しては監督が決める。(自分は)報告を聞くだけですから」と稲葉コーチ。最終決定は監督が下すにしても、その過程でコーチの考えを聞き、意見を交わす――そうした意思の疎通ができていない。そんな懸念がたった4日間の強化合宿で早くも表面化したのだ。

「強化合宿に入ってから突然、守ったことのないポジションの準備をしてほしいと言われた選手もいる。やれと言われた場所でどこでもやる、という意気込みが選手にあっても、所属球団のキャンプ期間中に『準備しておいてくれ』と伝えていれば少しは練習できたはず。なんのために小久保監督は全12球団のキャンプを視察したのか。選手の中にも、監督とのコミュニケーション不足を不安視する連中がいますよ」(球界OB)

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