NPB球で打撃練習…侍J実戦初勝利に覆い隠された不安材料

公開日: 更新日:

「こんな状態で青木を迎えたら余計にプレッシャーがかかる。いい状態で迎えてやらんと、あいつには酷ですから」

 1日の台湾プロ選抜との壮行試合前、WBC日本代表の小久保監督がこう言った。

 2日に唯一のメジャーリーガーである青木が合流するが、7日のキューバとの開幕戦まで1週間。これまで「選手を信じている」と言い続けてきた指揮官も、過去3大会で一度もなかった練習試合の連敗スタートに焦りを感じ、じっとしていられなくなったようなのだ。

 同じく試合前には打撃不振の中田が、「性格的に打たないといけないと思っちゃうところはある。あとはもう、みなさんの勝手な判断で好きなように書いてください」とイライラを隠そうとしなかった。

 小久保監督はさらにキャンプ中にふくらはぎを痛めて調整が遅れている捕手の嶋についても言及。「今の状態ではしんどい。これから(ペースを)上げた状態でどうか、本人と話をして。新しい選手を入れ替えるとしても3番手捕手なので、焦らずに状態を見たい。出られる状態なら、そのまま登録する」と場合によっては代替選手を緊急招集する考えを明かした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」