大谷不在の損失100億円 WBC日本代表は試合以外も大苦戦

公開日: 更新日:

「こんなもんでしょうね」

 テレビ関係者の声にも力がなかった。

 25日に行われた侍ジャパンソフトバンクによるオープニングマッチの視聴率がわずか5%ちょっと(TBS系列)にとどまったというのだ。冒頭の関係者が言う。

「一昨年の『プレミア12』の敗退によって小久保監督率いる日本代表に対する期待が薄れている上に、超目玉選手だった大谷翔平日本ハム)が出場辞退することになった。しかも、ソフトバンクとの試合は4安打での完封負けと打線が全く元気がなかったのですから、致し方ないというか……。ただ、土曜の昼に放送するゴルフ中継と大差がないというのは、いくら視聴者が外出してお茶の間にいない時間帯とはいっても、4年に1回のお祭りの“初戦”としては寂しい気がします」

 実戦2試合目となる28日の台湾プロ選抜戦も集客に苦戦したようだ。この日の観客動員は2万2477人。スタンドは空席が目立ち、大入り満員とはいかなかった。きょう1日の同戦のチケットも、きのうの時点でかなりの残席がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」