NPB球で打撃練習…侍J実戦初勝利に覆い隠された不安材料

公開日: 更新日:

 代替選手の候補には15年プレミア12に出場した炭谷(西武)の名前が挙がっているが、「嶋は捕手としては3番手でも貴重な存在。各投手に対して『おまえのスライダーは打者が初見では絶対に打てない』などと、有効なボールを助言しています。仮に炭谷が緊急招集されたとしても、投手とのコミュニケーションで出遅れていますからね。ここで動くのが得策かどうか」と球界OBはクビをひねった。

中田翔や内川の外野起用も

 投手では前日に先発して3回3失点と打ち込まれた則本の起用法にも変化が生じるかもしれない。

 当初は7日の開幕戦に備えて5日にブルペン投球を行う青写真も、同日のオリックス戦での登板が検討され始めた。不調のまま本番を迎えなければならない精神面のダメージを払拭しようという配慮だろうが、同時に中1日登板というリスクも背負うことになる。

 実戦2試合で結果が出なかった打撃陣の調子を上げるべく、練習内容も変わった。

 日本代表の各打者はNPB球と比べて大きくて重く、打球が飛ばないWBC球に泣かされているが、台湾戦前の打撃練習では、なぜかNPB球を使用したのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗