選抜決勝進出 大阪桐蔭・西谷監督の仰天スカウティング術

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 そこでテレビ局は、その指導者である恩師に連絡を取り、「試合の解説をお願いします」と頼んだところ……。

「それが『絶対嫌だ』の一点張り。結局、交渉決裂となった。後で知った話ですが、指導方針を巡って対立したそうなんですよ。監督が恩師に意見をしたところ、『オレに逆らうのか!』と激怒。『オレの後継者はアイツだと思っていたが、もう知らん』と、今は絶縁状態だと聞いています」(放送関係者)

 準決勝で敗れたものの、3季連続甲子園で4強入りした秀岳館(熊本)。県外選手を集めるチームづくりは賛否両論だが、それだけで勝っているわけではない。

 鍛治舎監督は「捕手を多く取るんです」と、こう話す。

「その上で、高校入学後に内野や外野に転向ということです。例えば外野手なら、自分のバッティングしか考えない、という選手が少なくないが、捕手は常に試合全体を見ているポジション。どんな捕手でも、最低限、試合の流れを考える。だから、ポジションが変わっても考えて野球をする癖がついているんです。速いボールにも慣れているので、内野へのコンバートも難しくない」

 そうやって集めた選手たちを、平日も午後2時から8時間以上鍛えたという。

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