“初物問題”また露呈…巨人は開幕ダッシュも実は深刻貧打

公開日: 更新日:

 巨人が今季6試合目で初黒星を喫した。

 6日のDeNA戦。2点を追う六回2死一塁で、4番の阿部が右翼席に同点2ランを放った。が、七回2死満塁でルーキー谷岡がDeNA梶谷に2点適時打を浴びてジ・エンド。開幕からの連勝が5で止まった高橋由伸監督は「紙一重。内容的にはそんなに悪くない」と前向きだった。

 とはいえ、伝統的に弱いといわれる「初物」にまたも苦しめられた。初対戦の新外国人右腕・ウィーランドに五回まで散発3安打に抑え込まれ、得点は阿部の一発のみ。6回で8三振を奪われた。以前、巨人に在籍したあるコーチが、巨人の「初物問題」を語っていたことがある。

「巨人の選手は全体的に球種を絞ったり、球数を投げさせるために粘るといったことが苦手。というより嫌いなんです。能力が高い選手が多く、相手のデータを必要以上に頭に入れるより、きた球を打ち返すタイプが多い。相手が何度も対戦している投手で軌道が分かっていれば対応できても、初めてだとそれが分からない。そうなると、淡々と凡打を繰り返す傾向が強いから、そういわれるのではないか」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性