“初物問題”また露呈…巨人は開幕ダッシュも実は深刻貧打

公開日: 更新日:

 巨人が今季6試合目で初黒星を喫した。

 6日のDeNA戦。2点を追う六回2死一塁で、4番の阿部が右翼席に同点2ランを放った。が、七回2死満塁でルーキー谷岡がDeNA梶谷に2点適時打を浴びてジ・エンド。開幕からの連勝が5で止まった高橋由伸監督は「紙一重。内容的にはそんなに悪くない」と前向きだった。

 とはいえ、伝統的に弱いといわれる「初物」にまたも苦しめられた。初対戦の新外国人右腕・ウィーランドに五回まで散発3安打に抑え込まれ、得点は阿部の一発のみ。6回で8三振を奪われた。以前、巨人に在籍したあるコーチが、巨人の「初物問題」を語っていたことがある。

「巨人の選手は全体的に球種を絞ったり、球数を投げさせるために粘るといったことが苦手。というより嫌いなんです。能力が高い選手が多く、相手のデータを必要以上に頭に入れるより、きた球を打ち返すタイプが多い。相手が何度も対戦している投手で軌道が分かっていれば対応できても、初めてだとそれが分からない。そうなると、淡々と凡打を繰り返す傾向が強いから、そういわれるのではないか」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾