日ハム大谷 故障離脱でもメジャーの評価は「高騰」の根拠

公開日: 更新日:

 昨年は104試合で打率.322、22本塁打、67打点。約2カ月間、野手に専念したのがキャリアハイの本塁打につながったが、昨年以上に打席に立つことで、より一発も増えるというのだ。

「大谷が今季、打者に専念してかなりの数字を残せば、メジャー球団は評価を上げざるを得ないでしょう。新労使協定で25歳未満の選手は契約金を制限されるため、大谷獲得には資金力の乏しい球団も含めてかなりのチームが手を挙げるのは確実です。これまでなら投手としてしか評価しなかった球団も、打者としてのオファーを入れるようになるのではないか。例えば投手として160イニング、野手として200打席使うという条項を契約に盛り込むとかね」とは前出の友成氏。

 メジャーは大谷の才能を高く評価しながら、しかし、投手と打者の二刀流に関しては必ずしも現実的と捉えているわけではなかった。が、野手としての実績をアピールすれば状況も変わる。投げて打ってが当たり前の大谷の意に沿うような球団も出てくる。

 栗山監督は大谷の離脱を受けて、「シーズンが終わったときに(ケガによる離脱を)生かしたと思えるようにするしかない」と話した。その言葉通り、復帰後の起用法と結果次第で、ケガで離脱したからこそメジャーの評価が上がる可能性もあるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  2. 2

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず

  3. 8

    高市政権は「安倍イタコ政権」か? 防衛費増額、武器輸出三原則無視、社会保障改悪…アベ政治の悪夢復活

  4. 9

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  5. 10

    亀梨和也気になる体調不良と酒グセ、田中みな実との結婚…旧ジャニーズ退所後の順風満帆に落とし穴