連続スタメン落ちで打線沈黙…巨人“阿部依存”の不安的中

公開日: 更新日:

 重労働の捕手を長年務めたため、38歳の阿部は満身創痍。不安は「脚」というが、ふくらはぎや太もも裏など、たいていの箇所に故障歴があり、いつ再発してもおかしくない状態だ。高橋監督が捕手復帰を断念し、完全に一塁専念を決断したのも、全身ボロボロだからである。

 昨季は交流戦中の5月31日に一軍初昇格。後半戦に入った7月に4番に座ると、破竹の勢いで首位の広島を猛追し始めた。

 前日、高橋監督は「慎之助ばかりに頼るわけにはいかない。今日は慎之助抜きでもいいゲームができた。引き続き他の選手は頑張って欲しい」と話していたが、欠場2試合目で高い依存度が露呈した。3番・坂本はこの日も2安打で打率・356と好調をキープしているが、4番に阿部が座っていればこその相乗効果という声もある。仮に大黒柱が離脱するようなら、坂本ひとりにマークが集中するからだ。

 阿部がこのまま4番としてチームを牽引してくれれば優勝奪回、離脱したらアウトというような構図。要は阿部次第という指揮官が言うまでもなく、危うい状況なのは間違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態