「誰もが東京五輪目指すわけでは」 瀬古氏に反論した理由

公開日: 更新日:

■「すぐ欠場する風潮が嫌だった」

 3度目の世界選手権代表の座を勝ち取った昨年の福岡国際マラソンでは、大会2日前に左足首を捻挫。周囲から欠場を促される中、強行出場した。五輪や世界選手権などの選考に関わる大きなレースを重視するあまり、調整不足やケガを理由に出場予定だった大会を欠場する選手も多いが、その傾向にも疑問があるという。

「前々からすぐ欠場する風潮はすごく嫌だった。リストを見ると、招待選手が30人いてもそのうち10人が欠場とかよくあること。『大きなレースのためだったら目の前のレースなんか欠場しても棄権してもいい』と言う人もいますが、それは違うんじゃないか。招待選手で引き受けたからには必ず走らなきゃいけないし、それを楽しみにしてくれている人も大勢いる。ちょっとケガした、出ませんというのはみんなガッカリすると思いますし、それってプロ意識が少ないのかなと。私はプロではありませんが意識だけはプロでいたいので、私はどんなに追い込まれても欠場しない。こんなこと言ったら、またいろんなところから怒られそうですけど(笑い)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?