巨人2年目で自由契約に…実はボクから頼んだものだった
「巨人に来たからって、よそいきにならなくていい。投手陣を明るくしてくれ」
2007年、原辰徳監督にそう言われて始まった巨人生活。開幕2戦目で古巣・横浜相手に八回途中2失点と好投をしながら敗戦投手となり、歯車が狂った。FAで入ったのに……という重圧。勝てないとどんどん焦る。悪循環に陥り、初勝利は8月にずれ込んだ。
二軍にいる時、「巨人」を感じた。勝った翌日は観客が増え、負けると減る。これが目に見えて分かる。二軍でもプレッシャーを感じたのは巨人だけだった。やりがいがある一方で、「厳しいところに来てしまった」と思うこともあった。
■「もう一回勝負したい」
二軍でくすぶるボクに清武英利球団代表は「必ずまたチャンスはある。今は我慢だ」とジャイアンツ球場で声をかけてくれた。
巨人在籍2年の成績は23試合の登板で1勝7敗。2年目のオフに自由契約となったが、実はボクから頼んだものだった。清武代表には「もう1年やってくれ」と言われていた。「先発もリリーフもできる。スーパーサブ的な役割として残ってくれ」ということだった。ただ、ボクは「スーパーサブではなくて、もう1回勝負したいんです」とお願いした。説得するのに1カ月ほどかかったが、理解してくれた。


















