著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

「日本食」が心の健康寿命を延ばす…老年期うつ病との関連性

公開日: 更新日:

 日本食は、赤身肉や乳製品が少ない一方で、魚介類、大豆、でんぷん質が少ない野菜を多く含んでいます。栄養バランスが優れていることから、日本食を積極的に摂取する食習慣は健康的だと考えられてきました。

 過去に報告された研究データによれば、食事の質が高いことは、うつ病リスクの低下と関連することが示されていました。そのため、日本食を積極的に摂取することは、心理的にもよい影響を与える可能性があります。

 そのような中、日本食の摂取状況と高齢者のうつ病リスクを検討した研究論文が、栄養科学と老化に関する専門誌に2025年9月29日付で掲載されました。

 日本で行われたこの研究では、1996~2005年の間に65歳となった1620人が対象となりました。研究参加者に実施されたアンケートの結果に基づき、日本食の摂取状況が0~11点で評価され、点数に応じて4つのグループに分類されました。なお、この点数が高いほど、摂取された食事の内容が健康的な日本食に近いことを意味します。また、70歳時点におけるうつ病の有無が調査され、日本食の摂取状況との関連性が分析されました。

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