侍Jに危惧される数々の「組織的不具合」…井端監督へのサポート体制は脆弱、大谷VIP待遇はどうなる?

公開日: 更新日:

 侍指揮官がドジャースの大谷翔平(31)の起用に関して注目発言をした。

 7日、野球教室を行った侍ジャパンの井端弘和監督(50)は、すでにWBCへの出場を表明している大谷について、「非常にありがたい」としたうえで、起用法については「当然、両方(投打)行ってほしいが、来季に向けて体を動かしていないので、こちらから言うことはない」と言及。打順については上位での起用プランを明かした一方、「投手をやらないとなると投手を確保しないといけない。投手をやるとなると、野手を1枠どうするか。2、3パターンを用意しておく必要がある」と、二刀流での出場可否によってメンバー選考が流動的になるとした。

 大谷が投げることができれば、投手登録とすることで野手枠に余裕が生まれる。一方、野手専念となれば別に投手を招集する必要がある。大谷次第で代表メンバーが決まるといっていい。

 複数の関係者によれば、WBCに出場する20カ国は今月3日締め切りの35人の暫定ロースター(メンバー)を提出した。あくまで暫定であり、本大会の30人のロースターの締め切りは来年2月3日。大谷の登録方式の決定まで、時間の余裕はあるにはある。

 しかし、11月に強化試合を行った韓国はすでに、1月9日から21日までサイパンで行うキャンプメンバー29人を発表。メジャー組を除いた国内組の代表候補が参加するとはいえ、本番に向けて着々と準備を進めている。

 メジャーリーガーの大半は、現時点で参加可否が確定していない。大谷や米国代表のジャッジ(ヤンキース)らのメンバー入りはあくまで特別だ。メジャー組の動向がハッキリしないうえ、大谷の起用法が決まらないとなれば、国内組の選考も難しくなる。井端監督もさぞ頭が痛いだろう。

「まして侍Jは、優勝候補の米国やドミニカ共和国などとは違い、読売新聞社からの出向者が社長を務め、役員も12球団からの寄せ集め組織。『侍ジャパン強化委員会』は存在するものの、選手選考、勧誘など編成、チーム運営の強力な権限を持つGMやフロントが不在です。事実上、井端監督が編成トップの仕事を兼務する形になっている。日本と同じくGMがいない韓国にしても、KBO直下でプロ野球監督経験者らが要職を務める『戦力強化委員会』が権限を持ち、チーム運営を主導している。前任の栗山英樹監督は日本製ロジンの使用許可を得たことをはじめ、大谷やダルビッシュ(パドレス)らメジャー組の起用法、選手の年俸保険の問題などで東奔西走。井端監督も他国の指揮官以上にやるべきことが多く、大きな負担を抱えているのが実情です」(日本代表関係者)

■関連キーワード

最新のスポーツ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    米球界挑戦の横浜・織田翔希は間違いなく巨人入りに翻意する 松井監督誕生で見えた“説得の筋書き”

  2. 2

    (6)甲斐拓也が松井巨人に“切られた”本当の理由…成績低迷に加え「福岡帰省連発」でもヒンシュク買っていた

  3. 3

    横浜・織田翔希「やっぱり巨人に行きます」なら大波紋! メジャー最大12球団の熱烈ラブコールを袖にする代償

  4. 4

    ゴジラ松井巨人の独壇場に待った! ライバル2球団が水面下で進める「本気の補強」…FA市場で争奪戦勃発へ

  5. 5

    森下暢仁は「5年25億円」、床田寛樹は「4年16億円」…巨人が画策する広島FA両腕ダブル取りの勝算

  1. 6

    地獄のPL学園生活で桑田真澄さんは「天使」だったけど…巨人で一度だけ「怖い」と思ったことがある

  2. 7

    広島・坂倉将吾「FA宣言」の必然…波紋を広げる新井監督の口だけ「生まれ変わります」

  3. 8

    (1)松井秀喜監督で“淘汰される選手” 「確率が高いものを大切に。守備走塁は100%」の真意

  4. 9

    広島FA坂倉将吾争奪戦にオリックス急浮上! ロッテや西武にない「切り札」、カギを握る宗佑磨の去就

  5. 10

    元巨人の俊足外野手・重信慎之介さんはこの春、青年実業家に転身。カープロテクション&カーラッピング会社を立ち上げていた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    モナキ・サカイJr.は千葉大工学部→大学院→大手鉄道会社→一級建築士と“秀才街道”まっしぐら

  2. 2

    【速報】森保一氏が代表監督退任、ベルギー1部シントトロイデン指揮官「就任内定」の仰天情報

  3. 3

    JFAに激震! 岡田武史副会長“ブチギレ電撃辞任”の深層…宮本恒靖会長が踏んだ「2つの地雷」

  4. 4

    米球界挑戦の横浜・織田翔希は間違いなく巨人入りに翻意する 松井監督誕生で見えた“説得の筋書き”

  5. 5

    広島・坂倉将吾「FA宣言」の必然…波紋を広げる新井監督の口だけ「生まれ変わります」

  1. 6

    横浜・織田翔希「やっぱり巨人に行きます」なら大波紋! メジャー最大12球団の熱烈ラブコールを袖にする代償

  2. 7

    「記憶違いだった」…高市首相G7オンライン会合ドタキャン疑惑で、茂木外相が「ウソ答弁」認めた!

  3. 8

    異色ラブコメディー「逃げ恥」は星野源&新垣結衣でなくては成立しなかった

  4. 9

    GMO“号泣”熊谷社長は「アベ友」だった…公邸での“組閣ごっこ”写真で炎上の過去、自民党ともズブズブ

  5. 10

    森下暢仁は「5年25億円」、床田寛樹は「4年16億円」…巨人が画策する広島FA両腕ダブル取りの勝算

おすすめ求人情報

「結婚式場の送迎ドライバー」日勤のみ・時短OK/年齢不問・シニア歓迎
シモデンスタッフサービス 岡山県 岡山市 派遣社員
時給1,120円~1,230円
仕分けスタッフ/シンプル作業/高収入/生活備品付き/シニア歓迎
株式会社三花 福岡県 福岡市 正社員
月給25万7,500円~38万7,500円
パートOK!LDEライトの製造スタッフ/主婦・シニア歓迎
ワークエージェント株式会社 山形県 東根市 派遣社員
時給1,200円
Sponsored by 求人ボックス