小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至
久々にお怒りだ。
東京の小池知事が5日の定例会見でブチ切れ。地方税収が東京都に集中しているとして、政府・与党が新たな偏在是正策の導入を検討していることについて「東京を狙い撃ちするがごとくに収奪し他の自治体に分配するのは、地方自治の根幹を否定するものに他ならない」と怒りをブチまけたのだ。
東京の税収を他の自治体に配分する仕組みは2008年に導入された。国は、法人事業税の一部を国税に切り替えて再配分。法人住民税の一部も地方交付税の原資になった。結果、23年度の都の税流出額は1.4兆円にも上ったという。偏在是正は、全国の自治体の行政サービスの質を一定水準に保つことが目的なのだが、小池知事は「都税の収奪はヤメロ」と怒っているわけだ。
そこへ今回は、高市政権が新たな“収奪策”を検討していることが発覚。法人事業税と法人住民税を再配分する仕組みの強化に加え、新たに「固定資産税」の再配分スキームの新設も俎上に載せてきた。小池氏の側近が言う。
「偏在是正を巡っては、過去に全国知事会の会議で知事が他道府県知事から何度も批判されてきた。税収が少ない道府県と東京の行政サービスの格差が大きすぎるというわけですが、それは国の地方創生策がうまくいかない責任を東京に転嫁しているだけですよ。都を悪者にするのはやめてもらいたいものです」


















